小学生の子どもが自宅で算数を学んでいます☆
今回は子どもが分数が苦手な時の対策についてです。
わが家で実際に子どもが分数を学んでみて、
子どもが分数につまずく前に。
子どもが分数につまずいた後に。
子どもがもっとスムーズに、
分数が分かるようになるコツがいろいろある!と知りました☆
ではさっそく子どもが分数が分かるようになる具体的な方法を以下に書いてみます!
Contents
【小学生の算数】分数の教え方のコツは計算から始めない
分数の意味を子どもに教えるには、カステラやホットケーキを等分に切って食べるなどして、子どもに3分の2や、3分の5など、さりげなく伝えるのが王道ですね☆
子どもが分数の意味を知るのがまずは大事ですが、この後!
子どもが分数の足し算・引き算がスムーズにできるようになるまでには、実は長い道のりが必要と実際に子どもを見ていて分かりました☆
それはなぜかというと、大人にとっては簡単な分数の計算で、例えば
5/9ー1/3=
23/24ー5/8=
1/2+0.4=
1.2ー3/4=
いう計算式。
このような問題は、子どもにとっては難しい問題なんですね。
わが家の子どもは、この計算で半泣きでした…^^;
でもいろいろ調べてみると、分数を子どもが、すすーっと解けるようになるには、実は細かいステップを子どもに用意してあげるといい!と知りました☆
それは以下の手順です☆
【小学生の算数】分数の足し算・引き算の前にコレ大事!
市販の算数の問題集は分数に入る前に、
- 等分する分数の意味
- 分数に必要な偶数・奇数の意味
- 通分・約分の仕方
などを教えてくれるんですが、うーむ…子どもには、そうススーっと上記を理解できないんですね…。
ではどうするか?
まずは以下をやってみるのがわが家では効果的でした☆
《分数を攻略》「約数」が大事!
分数計算をススーっと子どもができるようになるには、とにもかくにも、約数がすごく大事です☆
6の約数→1,2,3
24の約数→1,2,3,4,6,8,12,24
この約数がなぜ大事か?というと、分数の計算には、約分・通分が出てくるのですが、約数は、この約分・通分の基礎になるんですね。
でも約数を子どもがススーっとできるようになるには?
どうしたらいいのかというと、以下のような方法がありました。
《分数を攻略》「素因数パズル」で約数がすぐに思い浮かぶように
下記の「素因数パズル」は例えば、
約数をパズルのように導き出す問題集です☆
この『素因数パズル』は、ひたすら約数の素因数を頭で考える訓練をするのが特色です☆
上記は「素因数パズル」(サイパー思考力算数)で、より簡単なレベルの素因数パズルです。
小学生の分数であれば、このサイパー思考力算数の「素因数パズル」のレベルがぴったりで、わが家もこの問題集を先日終えました!
同じく「素因数パズル」には、下記の天才ドリルの問題集もあります。
この天才ドリルの素因数パズルは、初級問題で、いきなり126や、132や、102の約数(素数)が出てくるなど、かなり高度な問題集です☆
中学受験をされるお子さんの、約数の仕上げドリルに、この天才ドリルの素因数パズルはピッタリだと思います。
サイパー「素因数パズル」が難しい時には「約数特訓練習帳」
上記の素因数パズル(サイパー思考力算数)が難しい時には、同じ出版社(エム・アクセス)が出している「約数特訓練習帳」が、ごくごく初級から、約数を練習をする問題としておすすめです。
この「約数特訓練習帳」には1から100までの約数を、ひたすら書き出す練習帳になっています。
わが家も実際にこの練習帳を取り寄せしましたが、小学生算数では、この内容全部をしなくても大丈夫かも…と思う一方で、中学受験されるお子さんや、数学まで考えた場合に、この『約数特訓練習帳』は有効かなと思います。
【小学生の算数】分数の足し算・引き算は「最小公倍数」「最大公約数」がポイント
分数の足し算や引き算では、まず初めに公倍数(最小公倍数)で通分をして、出てきた数を約分します。
上記に書いた約数がススーっと出てくるようになると、約数の元の数もよく分かり、分数の通分もよくわかると思います。
でも約数がそんなにすぐに全部覚えられない!という時には、いわゆる「筆算」のような【連除法】で手で書いていきながら数を出すこともできます。
《分数を攻略》「公倍数」が苦手な時は【連除法】
↑筆算として書き出す【連除法】
この【連除法】は、いろいろある算数の問題集でも、載っている問題集と、載っていない問題集とがあります。
子どもが分数の約分や通分で引っかかっていて、約数も大きい数になればあまり覚えられない時には、この【連除法】が載っている問題集を探すと良いです。
陰山式や小河式の問題集には
くわしく【連除法】がのっていました。
他の問題集で載っているものもあります☆
【小学生の算数】分数の意味が分からない!という場合の問題集はこれ!
上記のような問題集で、約数(素数)がバッチリ☆になって、いよいよ問題を解くぞ!
でも、分数の問題が子どもが分かりにくい!とか、お子さんが小さい場合には、以下のやさしい問題集からのスタートもいいかもしれません。
この「強育ドリル 分数」は、例えば
《問題》クッキーが12個ある。12個の2/3は何個かな?
●●●●|●●●●|○○○○←解答に図
答え 8個
など、まずは具体物から分数の計算を始めるので、子どもにも分数の計算が分かりやすい問題集です☆
この問題集は前半が分数の足し算引き算、後半は分数の割り算かけ算まで入っています。
【小学生の算数】分数足し算・引き算がそれでも苦手なら!約分・通分に特化した「くもんのにがてたいじドリル」
最後にまとめ☆
子どもが分数の足し算・引き算をよく理解する順序は以下がおすすめです。
- 「分数とは何か」を子どもがカステラやホットケーキを実際に等分するなど、生活の中でまずは知る
- 「約分・通分」をする前に「約数」に親しむ
- 「素因数パズル」で「約数が瞬時にでてくる」ようにする
- 大きな数の「約数」が難しい時は「最小公倍数」「最大公約数」が筆算で出せる【連除法】を知っておく
- 最後に「分数の足し算と引き算の問題集」にとりかかる
分数は、小学生の高学年の算数の山場のひとつで、中学の数学の基礎にもなる大事な分野です。
今、子どもが分数が苦手で、分数の足し算引き算の計算ドリルを、もし子どもが泣きながらしていたら、よかったら、上記の方法を試してみてください☆