子どもが算数をストレスなく学ぶには?
わが家はこれをだいぶ試行錯誤しました。
加えて子どもは今、新四年生なんですが、算数を私が教えると、なぜか子どもが嫌がります…
(私が教えるのが苦手なんですね)
それで考えたのが、
- 算数は親の私は教えず教材から子ども自身に学んでもらう
- 用意する教材の難易度はスモールステップ方式
この方法で、今は子どもが自分で算数を学ぶようになりました。
ではどんな教材・問題集を選べばよいか。
わが家の場合ですがまとめてみました。
算数問題集・通信教材は【基礎】と【応用】の「使い分け」を意識する
市販されている教材には、
「教科書に基づく基礎を教えてくれる教材」と、
「基礎はもう子どもが理解している前提で、応用問題がすぐ出てくる教材」があります。
【基礎】と【応用】
これをしっかり意識して、
子どもの算数の教材や問題集を選ぶのが
わが家ではとても役に立っています。
つまりまずはじめに、
子ども自身が算数の基礎を理解し、
それから算数の基本問題をしっかり解けるようになる。
その後で子どもが自分で応用問題を解くようにする。
(子どもが応用問題が解くのが難しい…という時は、本当に基本問題をすいすい解けるか?確認する)
これを親の私が意識して教材や問題集を子どもに選ぶと、
子どもが難しい問題にも、
自分でトライしていけるようになりました。
ではわが家が実際に使っている教材や問題集について、具体的に書いてみます。
算数問題集・通信教材はまず【基本】を子ども自身がしっかり学ぶ
小学生の四年生から、算数が苦手になる子どもが増えてくると言われます。
子どもが算数が苦手にならないために、基礎を教えてくれる教材を、はじめに十分に使うと後で応用問題にも子どもが自分でトライしていけるようになります。
算数の基礎を学ぶ通信教材《すらら》
↑《すらら》は無学年式教材
この《すらら》はもともと【塾用・私立学校用】で、教科書に基づいた算数の基本を学ぶデジタル教材です。
(特に塾用教材としては全国で1,000校に採用されています。)
この教材は、子どもがつまづいているところがある時は、さかのぼって勉強することができます。
(学習範囲は小学生の1年生から高校3年生)
この《すらら 》は不登校のお子さんの学校の授業に準じる学習教材としても活用されています。
(《すらら》のカリキュラムを学んでいけば、『教科書ワーク』と一緒に学校に提出するなどの一定要件のもと、学校の出席日数としてカウントされる場合があります。)
それほど学校の授業内容にそった、算数の基本が学べる教材ともいえます。
↓わが家が《すらら 》で勉強している様子
【ブログ】小学生先取り[塾用]無学年式学習教材でグングン伸びる
算数の基礎問題集《小河式3.3モジュール》
この《小河式3.3モジュール》は小学生の4年生、5年生、6年生のみ発売されている問題集です。
この問題集は【基礎】に特化した問題集なので、子どもが学ぶ時のハードルが低く、子どもは自分でサクサクと進めていけるところが気に入っています。
わが家の小学生が先取りする理由
わが家の子どもはこの春から新四年。
今から1年半で、小学生4年生から6年生までの先取りをしたいと思っています。
わが家は中学受験しないため、小学生のうちに「先取り学習」をすることにしました。
そのためわが家では、算数の先取りについて、とある数学塾の先生に、その塾ではどのように算数を先取りしていくのか?お聞きしたところ、その数学塾では、シンプルな教材で、小学生の算数をどんどん先取りするそうです。
その数学塾では、小学校と中学校の算数と数学をなるべく早く終えて、高校1年生で高校の数学を終えて、高校2年生・高校3年生で、大学受験の問題演習を解くそうです。
わが家は中学受験しない代わりに小学生算数を先取り学習して、同じように子どもが小学生のうちに、中学生の数学を学んで欲しいと思っています。
そこでわが家で用意した問題集が再度登場のこちら↓
この『小河式3.3モジュール』は、小学4年生から小学6年生までが出版されています。
(このシリーズは、Z会進学教室の先生が連携して、中学生の数学まで先取りして学べるようになっています。)
ではこの問題集のどんな点が算数の「先取り学習」にも良いのか?書いてみますね。
《小河式3.3モジュール》が小学生の算数4年からの「先取り学習」によい理由
この『小河式3.3モジュール』の算数問題集ですごいのが、1日15分・3ヶ月で「1学年分」を勉強できるドリルなんですね。
この表現、テキストをみた当初は、本当?と半信半疑でしたが、実際に子どもが今やっていて、すくなくとも小学生の4年生に関しては、オーバーな表現ではないと実感しています。
なぜならこの問題集、その学ぶ仕組みが画期的!なんです。
新しい学びと復習が繰り返される《小河式3.3モジュール》の画期的な仕組みとは?
(初めに、突然ですが、普通の算数の問題集といえば、新しい内容が見開き1ページ。そして、次の新しい内容が見開き1ページに書いてありますよね。
だから、その新しい内容を定着させようと思ったら、問題集を3回繰り返すなど、手間と時間がかかることに困ったりします。)
でもこの『小河式3.3モジュール』問題集は、1日分4ページの中に、
- 前日の復習問題
- 今日の新しい学びの説明
- 新しい練習問題
これがずーっと繰り返されるんです。
つまり、その日に新しく学んだことについて、その日に理解できなくても、次の日にまた、同じことを学び、似ている問題を解く。
また次の日にもそれを繰り返す…。
こうして新しい学びを3日間、自動で繰り返してくれるんですね!
↑この繰り返しが効果がある
だから新しい単元でも、子どもは繰り返し学び、繰り返し問題を解くので、その後、子どもは一人で問題が解けるようになるんです。
この算数の問題集、ホントによくできています。
《小河式3.3モジュール》は毎日「百ます計算」からスタート!計算力重視もうれしい
そしてさらに嬉しいのが、
この問題集は、毎回「百ます計算」からスタートするんです。
わが家の子どもは計算のスピードが遅かったのですが、少し前から別に「百ます計算」のドリルに取り組んでいました。
でもこの『小河式3.3モジュール』問題集は、毎日毎日「百ます計算などの計算練習からスタート」してくれるので、別に計算問題をする手間がかからず、とても助かっています。
(おかげで子どもの計算スピードが上がりました!)
この『小河式』の算数問題集は、
- わり算・計算の決まり
- 小数・分数・グラフ
- 図形と面積
の3冊で1学年分になっています。
この分野別に学べるのも、子どもが分かりやすくてとてもいいです!
(小学生の算数を、学校ではどうしてあんなに、分野をバラバラに学ぶのかな?と疑問です…。)
《小河式3.3モジュール》はアマゾンでも高評価!
この問題集はアマゾンでも評価が高く、☆5つのうちの☆4.5と評価が高いです。
『反復が身につくのを実感』
子どもに、算数の計算力も伸ばすために購入した。1日の分量がちょうどよく、最初は簡単なマスの四則計算。それからその日の解説と演習がセットになっており、一昨日、昨日の復習も合わせてできるのが、繰り返し覚えさせるのにちょうどよかった。計算力が嫌にならない程度の分量で、反復の効果を兼ねているのが役立つを思う。
《問題集は、同じ分野の問題を、翌日・翌々日と繰り返し学習するので、子どもがよくその内容を理解できます。
また繰り返し同じ内容を学習するので、子どもが自分で問題集を進めやすく、親の負担も軽くなるのがわが家ではとても助かっています。
難しくなってくる小学4年生の算数の先取りにも基礎力アップにも、おすすめな問題集です。
基礎なら小学生の算数問題集《教科書ワーク》
この《教科書ワーク》には、基本の算数教科書ワーク↓
↑小数の割り算
それからこの基本の教科書ワークに加えて、算数は以下の二つの《教科書ワーク》もあります↓
【算数の数・計算】に特化した《教科書ワーク》
このワークでは【新しく習った内容】の「計算問題」を解きます↓
↑小数のわり算の計算
【算数の文章題】に特化した《教科書ワーク》
このワークでは【新しく習った内容】の「文章題」を解きます↓
↑小数のわり算の文章題
その後、基礎が終わったところから、
次のような応用問題も子ども自身で取り組みます。
算数の問題集【応用問題】2つ
【応用】Z会グレードアップ問題集「計算・図形」
このZ会グレードアップ問題集『計算・図形』は、問題を解くための余白がたっぷりあり、子どもが途中式を書きやすいです。
【応用】Z会グレードアップ問題集「文章題
このZ会グレードアップ問題集「文章題」は、国語の読解問題のような問題になっていて、
子どもがよく考える問題集になっています。
このZ会グレードアップ問題集『文章題』は、問題文が長文だけど、分かりやすい問題もあります。
ですが、中には、子どもが自分でかなり整理して問題を解かないと、答えにたどり着けない問題もあります。
(これを子どもが粘って解けるように、わが家は1学年下から、親子で競争して、一緒に解いています。←親も認知症予防にいいかも…。)
パーフェクト算数(書き込み式)
この問題集は去年から新しく出版された問題集です。
中学受験の初歩的な入試問題も出てきます。
Z会とパーフェクト算数等、これらの【応用】問題集は、子どもが基礎がない状態で、自分から解くのは難しいかと思います。
しっかりと基礎力がついた上で子どもが取り組むと、力がつく問題集だと思います。
最後にまとめ
わが家の以前の反省点として、私が子どもに、基礎がまだ十分でない時に、子どもに難しい問題集をさせようとしていた時は、子どもは算数を嫌いになりそうでした。
(難しい算数の問題集を、子どもはイヤイヤ解いて、親子バトルもありました…。)
でも今は、基礎からスモールステップを積み重ねることで、子どもは最終的に、難しい問題集を自分で解いていけるようになりました。
難しい問題を解くための【算数の基礎】は、
①子どもが基礎を知っている。
という状態と、
②子どもが基礎を知っていて、
基本問題をすらすら解ける。
という二つの状態があります。
子どもが自分で応用問題を解くには、
①の子どもが基礎を知っているだけでは不十分で、
②の子どもが基礎を知っていて、
基本問題をすらすら解ける。
この状態まで基本問題を繰り返し解く。
それがわが家で、子どもが自分で応用問題を解くためのコツです。
算数の基礎が学べる『無学年式』通信教材《すらら》
(わが家でこの《すらら》を使う様子はこちら)
→《すらら》公式サイト